ある日、31歳のOL有美さんが入会希望で来られました。実は会社の上司と長い間交際していて、結婚できると思っていたのが、結局ダメになったとか。涙ながらに語る有美さんに、私たちももらい泣き。「この方に、絶対に良いお相手を見つけなければ」と、使命感に燃えました。さて、当会の男性会員に谷口さん(38歳)という自営業の方がおられます。小さな会社ですが、バリバリ働いておられて、経営は順調です。ただ、男性が多い業界なので、女性の扱いには慣れていない。堅苦しいお見合いの席も苦手で、話も弾まない。そんなこんなで、今まで良いご縁がなかったのです。「谷口さんと有美さん、このカップルはいけるかも」と、これはただの私の勘。理論的な裏付けなど何もありません。言わば、コンピュータならぬ「勘ピュータ」ですわよ。でも、実はこういう勘がモノを言うのです、この世界では(えへん!)。そして、実際に会わせてみると、大正解。「見合い恋愛」という理想のパターンを経て、今月結婚されることになりました。「彼は不器用ですけど、一緒にいてすごく安らげる。出会えて本当に良かった」と有美さん。その言葉を聞いて、私もスタッフもまた涙々でした。

今回はJMSに入会しながら、結局は自分でお相手を見つけてきた綾乃さん(32歳)のお話。綾乃さんが入会されたのは、去年の秋のこと。ところが、1ヵ月ほどして当社に来られた時、「実は結婚することになったんです」と言うんです。「へ?まだ一回もお見合いしてなかったんじゃ・・・」とポカンとしていると、「会社の同僚でプロポーズしてくれる人がいて」とのこと。実は彼女、JMSに入ったことを会社のごく親しい女性に言ったところ、その話が同僚の梅津さん(30歳)という男性に伝わって。梅津さんは前から綾乃さんが好きだったみたい。「相手を探しているなら、僕が名乗りをあげる」と交際を申し込んだそうです。「すぐそばにいた年下の男性からプロポーズされるなんて、思ってもいなかった」と、幸せそうな綾乃さんでした。
え?「それで、いったいJMSがどこで役に立ったんだ」って?役に立ったじゃありませんか。綾乃さんがJMSに入らなければ、二人はきっと今でもただの同僚でしょ。めでたし、めでたし。

昌代さん(30歳)は、毎朝新聞社(仮名)の編集部にいる才媛です。
マスコミの世界は男社会で、編集部に女性は2人だけ。それでも「同僚の男性はピンと来ない」と、JMSに入会されました。
それが今年の3月のこと。
さて、4月になって、美佳さん(28歳)が入会されました。
勤務先を聞くと「毎朝新聞です」。部署を聞くと「編集部です」。
「うちの部署には女性は2人しかいないんです」。
え〜〜〜っ!じゃあ、あなたともう1人は昌代さん!?
私、もうちょっとで昌代さんのことを言ってしまいそうになりましたわよ。
危ない、危ない。
で、その後は何とか2人が偶然出くわしたりしないように、気をつけながらお世話をしています。
昌代さんが特に活動に熱心で、そろそろ結婚が決まりそうです。

ある日、山本さんという25歳の若い男の子が「話を聞きたい」と堺支社にやってきました。
堺支社のすぐ近くに美容院があって、そこのお客さんみたい。
まだ結婚するには早い年齢だし「美容院の帰りに、ついでに寄った」みたいな感じだったのに、話をしているうちに山本さん、どんどんやる気になって。次の日には入会してしまいました。
それだけではありません。
あっという間にお見合いも決め、しかも1回目でいいお相手に出会えた。
私が次に会った時には「もう結婚します。式場も決めてきました」って。
入会から退会までわずか3ヵ月。嵐のような山本さんでした。
こんな人ばかりだと、私たちの仕事もずいぶん楽ですけどね。
でも、実際にそうなれば、やり甲斐を無くしてしまうかも・・・(笑)。

外科医のお母さん、文子さん。
この方は「息子を入会させたい」と相談に来られました。
写真を見せてもらうと、息子さんはすごく素敵な方。
あの、何て言うのかしら、手術をする時の服を着て、キリリとした感じ。
男性はやっぱり仕事をしている姿が一番素敵ですよ。
38歳で、どうやらあちこちで女性にモテておられる様子(笑)。
「これではいけない」と、文子さんが相談に来られたのでした。
本人は来られないまま入会され、文子さんが選んだ女性会員とお見合いをするという、やや変則的な形で進みました。
結婚はすぐに決まって、お相手は29歳の公務員、陽子さん。
お見合いの後は、忙しいお医者さんですので、主にメールで愛を育まれたようです。

ある居酒屋さんのお話。
長年居酒屋のチェーン店で働いている佐々木さん(37歳)は、「いつか独立するために」と、しっかり貯金してました。
仕事はハードで深夜にまで及びます。休みも月にやっと1日とれるくらい。
何度かお見合いもされましたが、デートをする時間もなく、どのお相手とも話が立ち消えになってしまいます。
ところが、そんな彼の仕事中毒ぶりが好きになったのが、恵子さん(32歳)。
多忙な彼のスケジュールに合わせて、デートも職場や家の近所など、工夫を凝らしました。
そして、今秋、めでたくゴール・イン。
2人には後日談があって、佐々木さんの独立資金は、新婦恵子さんの「家がほしいね〜」の一言で、あっさり新居に化けてしまったそうです。
佐々木さん、もう奥さんのお尻に敷かれているようです(笑)。

森原さん(32歳)は、交際している純子さん(29歳)のお宅を初めて訪問する日を迎えて、大変緊張してました。
「すごく厳格なお父さんだそうで。どうしましょう?」と、まるで「人生最悪の日」みたいな顔をしています。
そこで私は「当日は家紋の入った風呂敷に羊羹を包んで、午前11時に持って行きなさい」とアドバイスしました。
品物はシュークリームやケーキではダメ。西洋のお菓子だし、形が崩れるから。練りに練った羊羹がいい。
それに祝い事は、太陽が昇りきる前の午前中にしないといけない。
森原さんがそういう「しきたり」を守って先方に伺ったところ、厳格なはずのお父さんにすっかり気に入られ、早速結婚のお許しをいただいたそうです。
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